名前は、マイ、ゴン、ミケ、ウス、宍戸君・・・総勢二十数匹。
さすがにこの数ともなると、名前を付けてもらえない猫もでてくる。見分けさえつかない。
私にとって、茶トラ柄は全部マイ。黒トラ柄は全部ゴン。三毛柄は全部ミケ。ホルスタイン柄は全部ウス。という具合なのだ。
マイの子らしき猫が生まれた時には、小マイなどと呼んではいたが、それもつかの間。見る見るうちに大きくなり、マイが四匹になっただけだった。
ところが妻は見分けがつくらしい。マイ柄にはマイ1、マイ2、マイ3と、ゴン柄にはゴン1、ゴン2がいると言う。
「ほら、眉間のVの字がちょっと違うでしょ?こっちがゴン1で、こっちがゴン2」
眉間のVの字とは恐れ入った。私には両方ならべてもらわないと区別がつかない。
妻は、子供の頃、動物園の飼育係になるのが夢だったというほどの動物好きである。
そんな妻が拾ってきたシュウとマイという二匹の猫が発端だった。それ以来、我が家に同居人が絶えたためしがない。
「生まれてきた子をふるいにかけて捨てられる?」
そう言われてしまえばそれまでだ。私にだって出来る筈もない。
こうして鼠算・・・いや、猫算式に同居人は我が家での繁栄を続けてきたのだった。

忘れられたりして…(汗汗。